ライフスタイルの変化、キャリアアップ医師の転職は体験談に学ぶ

医師として勤務歴を重ねる間に訪れるライフスタイルの変化、あるいは理想とするキャリアプランを描き、多くの医師が転職をしています。転職の理由は人それぞれですが、転職した先輩医師の話を参考にするのも一つの手です。
医師の転職事情と「キャディカル医師.転職」に寄せられた体験談をご紹介します。

転職に強い職種「医師」

大学医学部や医科大学で6年間学び、難関の医師国家試験に合格し、さらに2年間の臨床研修医としての経験を積むと、ようやく医師としてのキャリアがスタートします。

医師になるまでのプロセスは困難で時間も要しますが、他では得られない大きなやりがいを感じられるのも医師の仕事の魅力ではないでしょうか。その一方で、労働時間が長く、命を預かるプレッシャーや責任を伴うため、体力的にも精神的にもハードであるのが実情です。

医師は国家資格と専門的なスキルを有する、転職に強い職種です。とはいえ、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔したり、無駄な転職を繰り返したりするのは避けたいものです。

転職のきっかけ①
ライフスタイルの変化

転職のきっかけで最も多く聞かれるのがライフスタイルの変化です。例えば結婚は転居を伴うことが多く、配偶者と仕事や人生について話し合った結果、転職を選ぶことがあります。
出産する女性は産休中に職場を完全に離れ、母親という新たなステージが人生に加わります。男性も父親になり育児休暇をとることで心境に大きな変化が生まれます。
親として子どもを中心とする生活に切り替える、子どもの入園や入学に合わせて転居をするのはめずらしくありません。
勤務時間が長い病院から時間の融通がきくクリニックなどに転職し、家庭生活の時間を増やすのも素敵な選択です。

転職のきっかけ②
キャリアアップとキャリアチェンジ

キャリアアップをめざし、転職する医師もいます。例えば「専門医」の資格取得後の転職や新規の病院からの引き抜きなどが挙げられます。

キャリアチェンジを機に転職するケースもあり、その一例が臨床医から研究医への転向です。お世話になっている教授についていくために臨床医を辞めて大学病院の研究医になるケースがほとんどで、反対に研究医から臨床医に転職する人も多くいます。

患者さまや命そのものと向き合う臨床医と、病気の治療や予防の研究、論文発表が中心の研究医では仕事の内容が大きく異なります。収入面でいうと、一般的に臨床医のほうが研究医より高いとされています。

転職のきっかけ③
現状への不満

終始、患者さま本人や家族と接し、多くの命や健康を預かり、他の医療従事者との連携も欠かせない医師に、気苦労やストレスはつきものです。さらに勤務時間や給与、業務内容といった条件に満足できないケースもあります。

ネガティブな理由のときほど、あわてて転職するのではなく、冷静な自己分析や転職候補先のリサーチ、面接時に述べる志望理由をはっきりさせる必要があります。

医師が転職に強いとはいえ、短期間に転職を無駄に重ねてしまっては、採用する側も慎重にならざるを得ないからです。

今の職場の様子を見ながら転職活動を同時に進めるのも得策です。私たちキャリアアドバイザーは忙しい医師に代わって医療機関をリサーチしたり、第三者としての意見やアドバイスをお伝えしたりすることが可能です。

先輩医師の成功&失敗体験

先輩医師の成功&失敗体験


先輩医師の転職体験談をご紹介します。

ケース1:20代男性/キャリアアップ

地方出身で都心の病院に勤務するも、地域医療への思いが強く地方の病院に転職し、地域医療を学ぶ中で在宅医療を経験する。
祖父母と同居していたときの往診の記憶がよみがえり、在宅医療への関心が強くなるなど充実の日々を過ごしている。
多忙だったので転職のキャリアアドバイザーを活用したこと、結婚などのライフスタイルの変化が訪れる前に転職したタイミングもよかったと本人は分析している。

ケース2:30代女性/ライフスタイルの変化

大学病院勤務。第1子は保育園児で夫婦の両親たちが送り迎えなど面倒を見てくれる。
第2子を妊娠後、大学病院の先輩医師から自宅近くのクリニックを紹介される。高齢の院長が後継者を探しており、数度の面談を経て、出産後に副院長として働くことに。
将来はクリニックを引き継ぐ可能性も視野に入れており、子どもと過ごす時間が増えると同時に経営なども学べると喜んでいる。

ケース3:40代男性/ライフスタイルの変化

マイホーム購入を機に転職を決意。とある転職候補先から提示された収入に飛びつき即決したが、転職先は病床の稼働率や外来数など数字にシビアで患者さまの治療以外にも考える事が多く、医療以外のプレッシャーも大きかった。
せっかく家を建てたのに減俸になったらローンに影響が出てくるなとひやひやしている。前任も短期間で辞めたと聞き、後悔している。

「転職して良かった」と思える転職を

私たちは、医師の皆さんの転職をサポートするキャリアアドバイザーである以上、「転職して良かった」という言葉を聞きたいと思っています。そのために一生懸命にサポートしますので、何でも相談していただきたいと思います。

転職の理由やきっかけはそれぞれであり、良い・悪いは基本的にはありません。ただし、面接時の印象は大切です。職場に対する不満は控え、転職への熱意、本当にやりたいことは何かを伝えるようにしてください。
転職を成功させて新天地で輝くように支援させていただきます。

まとめ

・転職の理由はポジティブなものからネガティブなものまで人それぞれです。

・難関資格とスキルを併せ持つ医師は転職に強い。ただし、安易な転職を繰り返すのはおすすめできません。

・今の職場に対する不満など、ネガティブな理由の転職はあわてず冷静に自己分析を。キャリアアドバイザーに相談し、第三者の意見を取り入れるのもよいでしょう。

まとめ


転職の理由はそれぞれですが、唯一共通しているのは「今の職場より良いと思える職場に転職すること」といえます。「キャディカル医師.転職」のキャリアアドバイザーは履歴書の書き方や面接のポイントまで幅広くアドバイスいたします。お困りのことがありましたら弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!

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