研修医と専攻医の給料はどれくらい?収入アップの秘訣も公開

研修医として働いている方は、自分が平均より年収が低いのか高いのか気になることもありますよね。

このコラムでは、研修医の年収平均はどれくらいか、さらに収入アップのためにできることをご紹介していきます。

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研修医の年収の現状は?

研修医がいったいいくらくらい年収をもらえるのか気になりますよね。

ここでは、初期研修医と専攻医に分けて、平均年収について解説していきます。

初期研修医の年収

  • 1年次の平均年収は435万円
  • 2年次の平均年収は481万円

出典:厚生労働省:臨床病院における研修医の処遇(H23)

ちなみに、一般企業に勤める20代後半の平均年収は350~400万円程度なので、一般企業に勤める方よりは、初期研修医の方が多い年収と言えますね。

都道府県別

都道府県別初期研修医平均年収

出典:厚生労働省:臨床病院における研修医の処遇(H23)

こちらのグラフによれば、都道府県によって差があることがわかりますね。

勤務医の年収も都道府県で差があるのですが、初期研修医の時から差が出てきています。

2年次(赤色)においては、一番高い秋田県では650万円、一番低い宮崎県では約360万円なので、かなりの差があるように感じますね。

専攻医の平均年収

専攻医の平均年収は、650~850万円程度と言われています。

初期研修医のころと比べるとかなり金額が上がりますね!

こちらも先程、お伝えした一般企業に勤める20代後半の平均年収よりもかなり高い金額だということがわかります。

ただ、こちらも都道府県や勤務先によってかなり差があります。

読者の中には、「専攻医でも1000万円行かないのか・・・」と思われる方もいるかもしれませんが、実は専攻医になるとアルバイトができるようになるので、働き方によっては年収をアップさせることも可能ですよ!

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年収の内訳は?

年収はどのように構成されているかご存じでしょうか?
年収は「基本給×12か月」「各種手当×12か月」「ボーナス」で決まります。

そこから、所得税や社会保険料などが控除された金額が手取り金額になります。

さらに研修医2年目以降は住民税も控除されることになります。

ここでは、基本給・各種手当・ボーナスについて解説をしていきます。

基本給

基本給とは、労働の対価として毎月固定で支払われる給与の基本部分のことです。

基本給には、残業代や当直代などの手当は入らず、労働契約書などに明記されているものです。

基本給は、仕事内容や勤続年数、スキルなどによって決まり収入の基盤となります。

また、各種手当やボーナスの計算基準になります。

手当

給与には基本給のほかに、さまざまな手当てが加算されます。

主な手当てはこちらです。

  • 当直手当:夜間や休日に病院で待機をして急患などに対応する当直に対して支払われます。
  • 時間外手当:既定の勤務時間を超えて働いた場合に支給される手当です。通常の賃金より割増しで支給されます。
  • 通勤手当:自宅から勤務先までにかかった交通費に対しての手当です。
  • 住宅手当:住居費用の一部を補助する手当です。

など

当直手当は、当直をすると残業代とは別に支給され、最低でも基本給の1日平均額の3分の1以上を支払うことが義務付けされています。

また、住宅手当はすべての病院に支給されるわけではありません。

どんな手当がいくら支給されるかは、病院によって違ってくるので、雇用契約書などをしっかり確認しましょう。

賞与(ボーナス)

賞与とは、従業員に対して業績や個人の成果に基づいて支給される特別な給与です。

一般的に年に1~2回支給され、研修医も要件に該当すればボーナスが支給されます。

しかし、ボーナスの有無は勤務先によって異なるので確認が必要です。

年俸制で契約するところは、ボーナスも含まれた金額になるので勤務する病院が賞与を支給するかどうかは、雇用契約書などで確認しておきましょう。

注意点:ボーナスからも社会保険料が控除されるので、支給は額面とは異なります。

研修医の年収アップの秘訣は?

研修医でも年収をアップしたいと思う方もいますよね。

初期研修では、研修に専念する必要があるので診療のアルバイトは認められていません。

しかし、専攻医になるとアルバイトが可能になります。

専攻医になると、当直のアルバイトをしたり、週1日別の医療機関で外勤をする人も多いですよ。

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専攻医のアルバイトの注意点

研修先の病院によっては、副業が禁止にされていることがあるので、事前に確認をしておくことが大事です。

後で、副業がバレてしまい揉めてしまうと大変ですよね。

また、当直のアルバイトなどをする際は睡眠不足などで本業に支障が出ないように注意をする必要もあります。

アルバイトのメリット

金銭的な理由から、アルバイトをする専攻医の方もいますが、経験を積むために他の病院でアルバイトをする方も多くいます。

例えば、クリニックでアルバイトをするときは、普段の病院とは違った疾患が多かったり、クリニックでの医師の働き方を近くで見ることができますよね。

また、医療機関によって使う機械が違ったり、いろんなスタッフとかかわることで視野が広がる可能性もありますね。

本業に支障が出ないようにすることはもちろんですが、できる中でアルバイトをしてみることもいいかもしれませんね。

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まとめ

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今回は、研修医の年収平均はどれくらいか、さらに収入アップのためにできることを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

研修医の年収は、医師の中ではもちろん低いですが、一般的な20代の平均年収と比べると高水準だということがわかりましたね。

しかし、年収を上げたいという思いを持つのも自然なことです。

初期研修医の間は、特に研修に専念しなければならないですが、専攻医になればアルバイトが可能になります。

本業に影響が出ない範囲で、アルバイトをすることで年収を上げるだけでなく様々な経験に繋がるでしょう。

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